5月 10

平成26年度 クラシック特別企画シリーズ 昭和15年刊行の歴史的名盤集

今年度の蓄音器を楽しむコンサート。第1部、クラシックは5月から7月の三回シリーズで『歴史的名盤集』を順番に聴きます。昭和15年に日本ビクターが刊行した12枚のレコード各両面、24曲のセレクション。本体である書籍の方に『歌声こそ藝術』とあるように当時、名歌手がレコーディングした名花揃い。

現代ほどアカデミックなこと無く、歌を楽しむ時代だったことが感じられます。クラシック歌手の歌うポピュラーソング、ポピュラー歌手の希少な歌曲が選ばれ、すでに当時プレス枚数が少なかったというものまで我儘に選びぬかれています。

これを各月、8曲。テーマに分けて解説をしながら楽しんでいきましょう。

歴史的名盤集

レコード番号 作曲家 曲名 歌手、伴奏者
 10021  スコットランド民謡  ボニイ・ドゥーン ソプラノ独唱 ネリー・メルバ
 なわすれそ
 10022  ビゼー/歌劇『カルメン』  花の歌 テノール独唱 ヘルマン・ヤドロウカー
 山の彼方に 二重唱 カルヴェ
ダルモーレス
10023 マスネ/歌劇『マノン』 テノール独唱 エドモン・クレーマン
ラロ/歌劇『イスの王』 愛する者よ、今は詮なし
10024 ドリーブ/歌劇『ラクメ』 鐘の歌 ソプラノ独唱 ルイザ・テトラツィーニ
サン=サーンス/歌劇『サムソンとダリラ』 君がみ声にわが心開く コントラルト独唱 ジェルヴィール・レアーシュ

歴史的名盤集

レコード番号 作曲家 曲名 歌手、伴奏者
10025  ベートーヴェン 忠実なるジョニー コントラルト独唱 ユリア・クルプ
ヘンデル/オラトリオ『エジプトのイスラエル人』 感謝の歌
10026 ロッティ せめていま一度 ソプラノ独唱 アデリーナ・パッティ
ヨハン・シュトラウス 碧きドナウの流れ ソプラノ独唱 フリーダ・ヘムベル
10027 ビゼー/歌劇『カルメン』 ハバネラ メゾ・ソプラノ独唱 マリア・ゲイ
ドニゼッティ/歌劇『ルチア』 六重唱 カルーソー、ゼムブリッヒ、セヴェリイナ、スコッティ、ジュルネ、ダッディ
10028 ショパン 乙女の願い ソプラノ独唱 マルセラ・ゼムブリッヒ
プッチーニ/歌劇『蝶々夫人』 或る晴れた日に ソプラノ独唱 エミイ・デスディン

歴史的名盤集

レコード番号 作曲家 曲名 歌手、伴奏者
3061 ヴォルフ 望郷 メゾ・ソプラノ独唱 エレナ・ゲルハルト
かくて汝が恋人の死をば見んとは ピアノ伴奏 アルトゥール・ニキシュ
3062 ヴェルディ/歌劇『トロヴァトーレ』 怖ぢよ暴君 テノール独唱 フランチェスコ・タマニョ
ヴェルディ/歌劇『リゴレット』 あれか、これか テノール独唱 エンリコ・カルーソー
3063 ビゼー/歌劇『カルメン』 セギディーリャ メゾ・ソプラノ独唱 エムマ・カルヴェ
カルタの歌 コントラルト独唱 ジェルヴィール・レアーシュ
3064 モーツァルト アレルヤ ソプラノ独唱 ジェラルディン・ファーラー
モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 シャンペンの歌 バリトン独唱 マッティア・バッティスティーニ

2月 22

平成26年2月例会 蓄音器を楽しむコンサートのご案内

蓄音器を楽しむ会(第11回)コンサートのご案内

  • 日時 : 平成26年2月23日(第4日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本中央区細工町2-25 五福公民館 中会議室 ( 2 階 )

暦の上では立春を過ぎたとは言え2月中は寒さがつづきます。呉々も体調管理に気を付けられますように、2月例会にはどうか元気にお会いできますようお祈りいたします。

さて今月のプログラムは
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1月 19

2013年はオペラの年

第 297 回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内

  • 日時 : 平成25年1月20日(第3日曜日) 午後 1 時 30 分より
  • 場所 : 熊本博物館 特別展示室 ( 1 階 )
第1部 クラシック 2013年はオペラの年
ヴァーグナー作曲 前奏曲集
新年おめでとうございます。新しい年はヴァーグナーとヴェルディの生誕 200 年。ドイツとイタリアの歌劇王と言われています。今回はヴァーグナーの4大オペラから、祝賀ムードのある前奏曲と春を迎えて巡りあう事が出来たカップルの愛の歌を聴いて頂きます。コマーシャルなどで馴染みのある名曲を、名指揮者・名歌手のSPレコードで楽しみましょう。
第2部 持ち寄りコンサート
皆様からお持ちいただいた盤をおかけします。
今回はどんなものが出てくるか楽しみにしてください。

※ 今月は第3日曜の開催となりますので、お間違えのないようお願いします。

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1月 05

灯油 18リッター、1790円也

夕方用事で出かけた。途中で油屋さんの歌が聞こえていた。先週は7時、8時だったのに今日は早い。いつもの時間だ。それとも一旦遠回りして戻ってくるのか、いずれにしろスレ違いになったら仕方がない。
と用事を済ませて家の近く。大きく油屋さんの歌が聞こえる。間に合うか。
誰か途中で引き止めていてって願った。
玄関を開けて荷物を下ろしたところで、近くに油屋さんの車が来た。セーフだ。
灯油はまだ残っていたけど、頼んだ。
15リッターで、1,490円だった。年末から140円の値上がり。このところ日中はお天気だ。寒がぶり返さないといいんだけど。

1月 01

ニュー・イヤー・コンサートを楽しみましょう

ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。
今年はウェルザー=メストが再び指揮台に立ちます。この20年ほどは毎年指揮者が変わることでウィーン・フィルの楽しみ方も広まりました。わたしにとってべルリン・フィルとの違いをしっかり把握できる機会になりました。ここらでじっくり、ウェルザー=メストの指揮で定着してもいい頃合いではないかしら。
今年はワーグナー、ヴェルディの2人が生誕200年。オペラ王と言われる2人の作曲家はオペラ座のオーケストラでもある、ウィーン・フィルにとってはオーケストラ作曲家より親しい作曲家ではないでしょうか。新年の音楽会ということもあるので、オペラ座での『ローエングリン』や『ドン・カルロ』とは味わいの異なる音楽を聞かせてくれることにわくわくしています。

皆さん、ニュー・イヤー・コンサートを楽しみましょう。

New Year’s Concert 2013
Conductor: Franz Welser-Möst

Program
(第1部)
Josef Strauss: The Soubrette, Fast Polka, op. 109
Johann Strauss, Jr.: Kiss Waltz, op. 400
Josef Strauss: Theater Quadrille, op. 213
Johann Strauss, Jr.: From the Mountains, Waltz, op. 292
Franz von Suppé: Overture to the Operetta “Light Cavalry”
 (第2部)
Josef Strauss: Music of the Spheres, Waltz, op. 235
Josef Strauss: The Spinstress, Polka française, op. 192
Richard Wagner: Prelude to Act III of the Romantic Opera “Lohengrin”, WWV 75
Joseph Hellmesberger, Jr.: In Confidence, Polka mazur, op. 15
Josef Strauss: Hesperus’ Paths, Waltz, op. 279
Josef Strauss: The Runners, Fast Polka, op. 237
Joseph Lanner: Styrian Dances, op. 165
Johann Strauss, Jr.: Melodies Quadrille, op.112
Giuseppe Verdi: Prestissimo from the Ballet Music in Act III of the Opera “Don Carlo”
Johann Strauss, Jr.: Where the Lemon Trees Bloom, Waltz, op. 364
Johann Strauss, Sr.: Memories of Ernst or The Carnival of Venice, Fantasy, op. 126

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